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お姫様は
部屋を出て
お城の中をお散歩する事にしました
途中お姫様は
窓の所で立ち止まり、
窓を開けました
そこへ
一羽の烏が飛んできて
《あぁあ
お嬢さん。
可愛そうに。
薔薇の種が心に宿ってる》
『そんな事ないわ
だって楽しいもの
心が汚れた人は
楽しい事も楽しくなくなるとお母様が言っていたもの』
《………》
烏は
何も言わずに飛んで行きました
その時です
聞き覚えのある声が
怒鳴っていました
『~!!!~~~…!!』
『この声は……お父様……?』
お姫様は
声のするほうへ向かって歩き出しました
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