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満天の星ぞら、憂はいい日になったと改めて思った。
月が真っ暗な道を明るく照らしている。
「由実、今日はほんとにありが…と…」
「ゆ~~う~~。」
由実の声がした。が…姿がない。
「早く!!帰るよ」
遥か前の外灯の下で手招きをしていた。
「わかった。そこ動かないでよ!」
憂は、微笑みながら走りだした。
「あんたいつも遅いんだから…」
ため息をつきながら仕方なく由実は、待った。
「遅いよ!」
「ごめ~ん」
2人の姿が夜の道に消えていった。
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