8月15日…

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青い空に入道雲。 憂は、線路を越え海にいた。 しかも、ギターを持ってこず財布とケータイだけを持って。 海水浴シーズンのなか一人でじっと海を見ていた。 「きれいだなぁ~」 つい、独り言をもらしながら白い砂浜に座り込んだ。 なぜ憂が海にいるかと言うとことの発端は、昨日の話しにさかのぼる…… 「憂ってさぁ~ 中退してから彼氏とかできたわけ?」 「かっ!…………はぁっ ふぅ~」 由実のあまりに急な質問に口に入れたアイスが出そうになった。 「大丈夫?むせた?」 ポケットにあったハンカチで口をおさえなが 「何それ?」 と一言、言った。
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