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憂は、ベンチに座りケースを抱きしめ人通りを見ていた。
すると、水泳バックに日焼けした一人の学生に目が釘付けになった。
葉山の制服だったが憂は、見たことがない姿だった。
なぜか背中が見えなくなるまで目が離れなかった。
そこに、由実が走ってやって来た。
「ごめん。はぁ…はぁ…ん?憂どうしたのあっちになんかあんの?」
「うぅん 何も。もう行こうか?」
「そう。でもちょっと待って… はぁ~っ」
「わかった。じゃあ10分ねっ」
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