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憂の声に「うん。」と由実は、うなずき、カッターシャツの第二ボタンを開けバタバタ服を揺らしている。
そして、自販機の方へ歩いて行った。
セミの音がひぐらしの音に変わりはじめた。
外は、まだ暖かいがそろそろ太陽が山に隠れそうだった。
「はい」
ほっぺたに冷たいジュースが触れた。
「おごりだよ! 遅れたお詫び」
「ありがとう」
「そろそろ行こうか?」由実がジュースを飲みながら聞いてきた。
「よしっ 行きますか」
ベンチから腰をあげケースとジュースを持ち2人で公園を出た。
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