学校

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雑木林を出ると月明かりが射していた こよいは満月 土手の、土手と言っても平地より二メートルほど高くなっているだけの小さなもの その道を優しい光が照らしている 田舎のこの村では他に灯はなく、月が雲に隠れてしまえば辺りは闇に包まれる 麻里亜は歩いていた 祖母のいない家に… その途中、大きな建物が視界の左に入った 学校だ
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