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兄さん僕は…こんな事、望んでなかった。
ごめんなさい、兄さん。
「出来る限りの事はしました。後は…彼の生きようとする強い思いでしょう」
「そうですか…」
どうして、こんな事になったのか？
僕は兄に対して、償いきれない事をしてしまった。
ーもう顔も見たくないよ。
ーそうか…。
どうして、あんな事を言ってしまったんだろう。
「アルフォンス」
「…大佐…」
大佐は何も言わず、僕の肩に手を置いた。
始まりは…ほんの些細な兄弟ケンカ…。
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