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兄さんの答えはその通りって感じなんだけど…。なんだか何かを隠されている気がしてならない。
「あーやっとついたな」
首をゴキゴキ鳴らしながら兄さんが言う。
「もう遅いし、今日は宿を取ろうか」
「ああ、そうだな」
今日は南部からセントラルまでの移動だからかなり疲れた。なんか雰囲気も気まずかったし。大佐にすぐにでも会いたいけどさ…アルには秘密って事に二人で決めたから怪しまれるとまずい。
「兄さんってまだ国家錬金術師?」
「まだって…;ちゃんと査定通ってるぞ」
「じゃあ軍のホテルでいいよね」
「ああ」
こういう時は便利だよな。俺の肩書き。
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