限界

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その日は、僕と友達二人で昼間に出掛ける計画を立てていた。 もちろん決まり事は三人とも知っていた。 見つかれば死が待っていることも。 それにはもちろん理由がある。 僕達の小人族はとても貧しかった。 一週間以上何も口に出来ないことがざらにあった。 それなのに朝・昼・晩と、大人族がご飯を食べていることがとても羨ましかった。 せめて何か食べ物が欲しかった。 だから計画を立てた。
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