我が儘プリンセス

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「おい、忍足。俺の荷物持て」 「はいよ」 部活が終わり着替えを済ませた跡部は俺にバックを手渡してきた。 「なんだよ、跡部。樺地に持たせればいいだろ?」 「フフフッ」 「なっ、急にどうしたんだよ?気持ちわりーぞ、ジロー」 「分かってないなー岳ちゃんってば」 「は?てか、岳ちゃん?(汗)」 「今日は跡部、忍足の家にお泊まりなんだよね!うらやまC~」 大声で話すジローに跡部は顔を紅くしてジローの口を抑えた。 「黙れよ、ジロー!!//」 「Eーじゃん!ラブラブでほんとうらやまC~し!!」 「でもよ…泊まりならその荷物いらねーよな?」 宍戸が忍足を見ての荷物を指差す。それを聞いた部員一同は"確かに"と頷いた。 「いーや、必要やで。いくら休みとはいえど気を抜いたりせんからな、景ちゃんは」 「ああ、そうだ。土日であろうと俺様は練習をかかさないぜ」 "当たり前だろ"と前髪を掻きあげ腕組みし言う。
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