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流石は跡部と関心するレギュラー陣。跡部の言うことが実は嘘であるとゆう事など誰も気づいてはいない。
──────……
「ぷっ…何が気を抜かへんねん」
「あーん?ホントの事なんて言えるかよ。どうせ、からかわれるに決まってんだろ?」
学校から出て俺の家に向かっている途中、俺は思わず思い出し笑いをしてしまった。
「そりゃそうやけど…俺としてはめっちゃ嬉しいで」
「あー…そうかよ?//」
景ちゃんが荷物を持って行く本当の理由。
それは、俺を独占するためだ。
景ちゃんは金曜日の夜に泊まり日曜日の朝に帰る。
月曜日の朝、俺の家から景ちゃんが出てきたなんてのがテニス部員はともかく、氷帝の生徒にだけは見られたくないからだろう。
しかし、帰るときはいつも手ぶらだ。
月曜日の朝、景ちゃんは決まった時間に俺の家の前に迎えにくる。
そして一緒に登校するちゅーわけなんやけど…そないめんどくさい事するなら月曜日まで泊まっていけばええんに…。
「なんか文句でもあるのか?」
「いや、んなもんあらへんよ。それより腹減っとらんか?」
「そう言えばそうだな…で、今日は何を作ってくれるんだ?」
「せやな…リクエストとかある?」
「別に、お前が作るものならなんでもいいぜ」
いつも金曜日は似たような会話だ。唯一、肩並べて帰れるのも金曜日。貴重な時間だ。
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