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―保健室―
『はぁはぁ…
つっかれたー!』
一階から三階まで行ったり来たりしてやっと部員を撒いて保健室に来れた。
『先生いないみたいだな…
ケガ、大丈夫?』
橘さんを椅子に座らせてケガの具合をみてみた。
手のひらと膝を擦りむいてるみたいだ。
ずいぶん派手にいったな…
膝はもともと怪我してたみたいだし
『俺が手当てしちゃっていい?』
すると橘さんは無言でこくりと頷いた。
…なんかさっきから口聞いてくれないんだよなー
とりあえずガーゼに水を含ませて傷口を拭く。
ほんとは水で洗い流したいとこだけどしょうがないよな…
で、消毒液をちょっと多目にかけて、
足はガーゼでいいけど手は包帯かな~
『はい、完成。
キツくない?』
「大丈夫…」
こっち向かないし…
そんな痛いのかな?
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