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「此所が俺の家。どうぞお姫様」
「すまないな」
「氷太の家は小さいな」
「なんだと…、6LDKだぞ」
「?なんだその、えるでー何とかとやらは?」
「リビング、ダイニング、キッチンの事。んな事も知らないならお前の家も大した事無いんじゃ…」
「何を言っておる。わらわの屋敷はこの小さな犬小屋が2、30軒分だぞ?」
はぁ、そうですか…。
「まぁ良いか。俺は学校行くからお前は適当に寛いでろ」
「何時頃帰って来る?」
「午前しかないからすぐだな。飯はテーブルの上に有るから、勝手に食って」
「てーぶる?」
「ハァー、あれ」と溜め息を吐いて指差す。
無知にも程がある。
「うむ!解った。氷太は安心して学校に行くとよい」
「あぁ行って来るよ」
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