俺は…

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ガラガラガラガラ! 「神楽っ!!」 教室を開けると手を挙げて ひきつった顔で固まっている銀八と…苦しそうにする神楽…そして…首を絞める紅牙がいた 「お…沖田くぅーん…」 片言になりながら銀八が振り向く が…それより神楽の方が先だろう 「!テメェ何してるんでぃ…さっさとチャイナからその手離せ!!!」 紅牙に近づく沖田 皆恐々見ている 「何?俺に命令してんの?ははは…地球人ってほんっと笑わせるね。俺はコレだけは神楽の思考がわかんないや。こんな奴のどこがいいんだ?俺の方が神楽に合ってるだろ…?」 「ぅ…ガバッ…ケホッ!」 「!……いい…そんなんどうでもいい!早くその手をチャイナから離せェェェェェェ!!!」 「よせ総悟!!!」 土方が席から立つが 殴りかかる沖田 流石に夜兎でも両腕が塞がっていたら何もできない… 「……そんだけ?所詮人間…俺等夜兎には勝てないのさ」 キッと沖田を睨むだけでビクともしない それでも諦めない 「離せェェェェェェ!」 目を狙った…目に指を突っ込まれたら夜兎でも痛いじゃすまねぇだろ? 「!?」 とっさに神楽から手を離して沖田から身を守ろうとする 「ケホッ…ゴホッ!」 神楽はむせて起き上がる気力もない とっさに銀八がお姫様抱っこをして紅牙から離れた場所に行こうとする。 「ち…まぁいいや…栗毛…お前倒して神楽殺す。そして俺も死ぬ…それでいいだろ」 「よくねぇ!!……ぇ……殺させねぇ!何度倒されたってチャイナだけは……神楽だけはテメェに渡さねぇし触れさせもしねぇよ!!」 「うぜぇやつ…今更なにさ…どうせ神楽を傷つけることしかしてなかったんじゃないの?」 図星をつかれた しょうがない… 誰だってわかる… 「俺は―…チャイナを…神楽をたくさん傷つけたかもしれねぇ…だから…だから…今からは守りてぇんだ…」
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