お前がいるから俺がいる

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「ああ…俺の負けだ…結局……ずっと神楽を傷つけてたのは…俺なのかもな…」 「………」 「サド!こうちゃん!二人とも無事アルか!?怪我してるじゃん!保健室行くヨロシ!」 「ばかチャイナ…こんぐらいなんでもねぇ」 「そーそ♪栗毛はヤワだからわかんないけど、俺夜兎だし♪こんなの蚊に刺されたくらいだよ♪」 なんて意地を張り合う二人 「ぷ…ホントは痛いくせに…夜兎でも痛いときは痛いヨ?」 クスクス笑って二人を見る 「そだねー…あ!でも俺治るの早いから……先に栗毛保健室に連れてったげて?後から行くからさ♪」 切なそうに微笑む紅牙… それは昔の殺したい瞳じゃなく 優しく心強い瞳をしていた 「うん……サド行くヨロシ」 「何で怪我人に命令形なんでぃ…」 ボソボソ言いながら立ち上がり二人は保健室に向かった
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