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「ほらサド!手見せろ」
包帯やら消毒液にシップ…
色んな物を出しながら沖田に命令する神楽。
「こんなの舐めときゃその内治るんでぃ…」
「そんな簡単に治るの夜兎だけネ。さっさと見せるヨロシ」
渋々学ランを脱ぎ腕から手を見せた
腕は酷く赤色に腫れていて手は血だらけ…よく耐えていたと思う
「サド……先生が…サドが居なかったら私死んでたって言ってたネ……助けてくれて…ありがとう。」
手当てをしながらそう言った
「……」
「で…でも!こうちゃんももうあんな事しないだろうし…仲良くしてあげてほしいアル…私だけが友達じゃ…こうちゃん…私から離れないネ」
…やっぱり紅牙のこと嫌いじゃないんだ
なら早くしないと紅牙にとられるだろーな
などと考えていた
「サド?」
ふと神楽を見ると返事しない沖田を心配そうに見つめていた
その瞬間―…
ギュッ―…
「……好きな女泣かせて殺そうとした奴…どう仲良くなれって言うんでぃ…」
「サ……サド…///?」
顔が真っ赤だ。そりゃぁ異性に抱き締められてちゃ真っ赤になるよな…
「神楽……紅牙の野郎のところにいないで…俺の隣にいなせぇ。そんで、俺だけの物になってくだせぇ。」
突然の告白にビックリするも嬉しかった。
「ぅん…」
静かにコクンと頷いた
「じゃぁ神楽は今から俺の女でぃ。他の奴になんて渡さねぇから覚悟しろよ?」
「上等アル。」
そして二人は保健室を後にした
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