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―一年後―
「サド!早く来るアル!桜がとっても綺麗アル!」
「へーへー、ここからでも見えまさぁ」
呑気に歩く沖田
そんなとき
「かーぐら♪お花見デート?それなら俺も混ぜてくんない?いやぁー、栗毛と二人っきりなんて危ないにもほどがあるよ」
ニコニコ後ろから神楽を抱き締める
「こうちゃん!!!」
「紅牙!今すぐその手チャイナから離せ。チャイナは俺の女でぃ。」
「え?ヤダ」
即答で返される沖田
「ムカッ…さっさと離せって言ってるんでぃ!言われた通りにしろ!」
また喧嘩が始まる
「はぁ…もうめんどくさいアル。三人でお花見するヨロシ。」
やれやれとため息をつきながらシートを引く。
「三人?今日はデートだろぃチャイナ…」
「お前等の喧嘩は終わらないからしょうがないネ」
「ち」
舌打ちをする沖田
まぁこういうのも悪くないと
神楽は思った
「ははは♪ざーんねーんでーしたぁ♪」
ニコニコしながら言う紅牙
「今日はチャイナに免じて許してやらぁ」
今、こうやって紅牙と話せるのも、笑っていられるのもチャイナが居たからだと思う…
お前がいるから今の俺がいる…
「フッ…」
ありがとう
心の中でそう思った
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