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俺はそれに瞬時にふりかえった。
後ろに確かにいたのは
『高杉なのか?』
『銀八は俺の顔まで忘れるぐらい馬鹿になっちまったのか?』
確かにそこには愛しい愛しい。
いくら恋い焦がれて死にそうなぐらい探しまわってもいなかったいなかった。
本当に本当に目の前にいる。
『高杉っ』
俺は泣きながら高杉に抱き着いた。
『たくっ泣くなよ。先生だろ?』
そういっている高杉はいつもと変わらない妖笑だったが、どこか嬉しそうだった。
『もう本当に本当にあえないかと……』
『あぁそうだな
確かにもうあえねぇ
』
それに銀八は耳を疑った。
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