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「ハァ?お前何言ってんの?」
「気まぐれ、たまにはいいだろ?」
気まぐれってお前
まぁいいけどさ…
「じゃぁお前も先生って呼び方やめろよ」
「……あぁ」
考えてみると少し恥ずかしい気がしてきた。
何純情ぶってんだよ俺っ
恋人じゃぁ当たり前じゃねぇか!
「晋…………晋助」
俺は何だかやっぱりこそばゆくて最後は小声になってしまった。
「何だ?銀八」
俺は銀八と呼ばれた瞬間ドキリと胸がなるのを感じた。
それから何を言っていいのか分からず、とりあえず顔が赤くなる。
暫くして、高杉が立ち上がる。
「今日、銀八といれて良かったわ…じゃぁな」
そう言ってこの場から立ち去ろうとする。
“じゃぁな”
そう言って夕日に照らされた顔を見た俺はいつの間にか奴の手を掴んでた。
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