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なんてゆーか…静かだし見た目も普通なんだけど、どこか違和感があるような…。
いや。沢田たちが休み始めてからいつも感じてたけど、余計強く感じるとゆーか…。
とりあえずさっさと学校入って帰ろっと。
ジャージ着てきて良かったとしみじみ思いながら、頑張って校門をよじ登る。
うん。こんなとこを風紀委員に見られたら大惨事すぎる。
さっさと登ろう…と一気に登って入った瞬間、水のなかに入ったような、何か膜のようなものを通り抜けたような感覚がした。
それと同時に、さっきはついてなかった体育館の電気がついた気がする。
警備員さんかな?
すぐに、隠れるため体育館と反対の自分の校舎に蛍は移動した。
「……!」
「?僕の対決にコレは関係あるのかい?」
「「?」」
「関係ありません」
同じ顔をしたピンク色の長髪の女性が二人いて、そのうちの一人が淡々と体育館の中央で対峙している赤ん坊と少女に言った。
檻のようなものの中に入っている人々は中央にいる二人と違い、何も感じなかったようだ。
「…それでは霧の対戦
マーモン vs.クローム髑髏
バトル開始」
バトル開始と叫んだと同時に、まるで双子の片割れのように瓜二つな、ピンク色の女性たちの一人が体育館から出ていったのだった。
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