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俺｢多分わからないと思うけど…｣
優真｢一緒にわからない方が良い、それはダメな事？｣
頭の奥が痛みをうったえた、誰が俺を呼んでいる様な映像が頭の中で再生されている。
？『一が忘れても私が忘れない、私がずっとずっと側にいる！』
俺？『ありがとう、━━━は優し━━━』
多分俺なんだろうが何を言っているのか聞き取れなかった、気が付くと心配そうに手を握る優真が居た。
優真｢教えて｣
真っ直ぐで力のある眼差し、思っていた事の全てでは無いがいつの間にか話してしまう。
俺｢わからない事だらけだろ？｣
優真｢私も、家族いないよ？｣
作られた体には親と呼べる人がいないらしい、妹も地球で都合の良い解釈が出来る義妹にすぎないとか。
優真｢私には人間の体液があるけど、皆の体液が一緒じゃなかった…｣
俺｢一緒じゃなくても、家族じゃないのか？｣
人間の体液とは血の事だろう、血の繋がってない家族は優真の概念には存在しないらしい。
優真｢違うの…上手く言えないけど…、優歌ちゃんも作られてない宇宙人で観察者だから…｣
俺｢違う、思いがあれば…親戚だってお隣さんだって家族になれるんだ、強い思いとほんの少しの勇気で家族になれるんだ！｣
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