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最初にジャージを買った時は赤い色が嫌だった、そんなジャージがこんな時に役立つとは思わなかった。
俺「体液が停止しても流れたのは隠せないだろってここで脱ぐな!」
優真「路上で脱ぐ方が好きな人間が多い」
本当に観察しているのか不安になって来た言葉、いったい何処からの情報なのだろうか。
~*~
なんとかギリギリでの登校になってしまい机に伏せている、今までの経験で女の子を抱えて学校に行った事がないからだ。
俺「疲れた…」
菖「おはよう有名人」
皮肉たっぷりの様な言葉に反応する余裕も無い、無言で手をヒラヒラ動かした。
菖「今日から地獄の日々ね、私に助けを乞いなさい!」
今日から地獄の日々、確かに菖の言う通り地獄が待っていた。
レイン「一先輩、転校してきましたよ!」
叫ぶなり抱きついて来たのは学校の指定制服に身を包むレイン、抱きつきながら首を絞めている。
俺「れ…いん…?」
レイン「一先輩、加西雨衣(カセイアマエ)ですよ!」
地獄の日々が今から始まった様だ、足で腰を捕まえて誰にも悟られず前から絞める。
俺「ギ…ギブ…」
レイン「キスですか?」
完全に空気の道が遮断された、クラスは大騒ぎだろうかもわからない。
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