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どうやって動いても指の感覚がほとんど無く、レインの柔らかい体に触れている感覚しか無い。
レイン「動きませんよ、私の思う通りにしか動かない様にしましたから」
そうして指を鳴らすとレインの首筋を舐める俺、抵抗しているが右手の指しか動かない。
まるで体が喜んで動いてる感覚、女の子特有の甘い香りが思考を邪魔して来る。
レイン「上手ですよ、よしよししてあげます」
俺「はぁ…はぁ…」
自由を奪う何かの力が弱くなった気がした、動く指で思い切り足をつねる。
俺「なぁっ!解いたぞ、魔法みたいな力」
跳ね起きても首にぶら下がっているレインがいた、大きな剣を振り回す力が有るならぶら下がるのも容易な事だろう。
レイン「よしよし、良くできまし…た…」
優真「……………」
レインの首筋に突き付けられるレインの剣、今回優真さんは機嫌がすこぶる悪いらしい。
優真「一、後でお話し」
俺「怒りの矛先は俺にも向くのか…?無罪を主張します、あっいえ…じっくりお話しを…」
怒りだけでは無く剣の刃も向けられる、来るはずの明日についてじっくりと話し合いたいと思います。
ファイ「レイン、捕まった…」
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