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出来る事なら言いたくは無かった部活、活動すらまともにしていないのだから当然である。
俺「演劇部、いや演劇同好会だっけか、人前に出るのが苦手なのに入れられたんだよ」
優真「私も入部してって言われた事ある」
入部が誰でも良いくらい廃部寸前だったのだ、文化系の部活動は男女混合の10人以上同好会なら男女規定無しの4人以上となっている。
目立った活動が無いため今月にでも演劇同好会は廃部になるのではと思うくらいだ、実際に部長から集合の手紙がほぼ毎日ポストに入っている。
優真「私、入部する」
俺「はい?」
俺の部屋の片付けをしている優歌が気にならないくらいに驚いた、感情表現が苦手な優真に演劇が出来るか心配になった。
優真「一の事、知りたいから」
俺「部長は喜ぶだろうけど…」
正直に言うと部長には会いたくなかった、リアリティーのある演劇のためなら火だって使う様な自分主義者だからだ。
案の定と言うか部員が減ってわ増やしての繰り返し、何も知らない男ならすぐにでも引っかけれる腹黒さが好きになれない。
俺「少し宇宙人みたいな所はあるな、純粋に地球人だろうけど」
優真「宇宙人…」
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