双子は双子であっても

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宇宙人を変わった人と言う意味で使う事はあるが、それが気に入らなかったのか眉を寄せて肩を頭突いた。 俺「あぁ…失言だったかな、忘れてくれ」 優真「違う…、他の人達も一を観察してるかなって…」 確かに宇宙一平凡に選ばれたが、優真と優歌以外に観察してる人が居ないと言う保証が無い。 それこそ星の数ほどの宇宙人が居るはずなのに、ファイやレインみたいに命を狙って来る宇宙人も他にいるのかもわからない。 優歌「確かに観察してる宇宙人と言える人達は50を超えている、でも興味本意で見たりしてるのがほとんどだから実質的に害があるのは極少数」 漫画や文庫本を名前順に並べている優歌が口を開いた、しかし調査が行き届いてる範囲でと付け加える。 俺「調査……って?」 優歌「3027821個の惑星まで調査した、まだまだほんの一部ね」 現在はどのくらい星があるのかもわからない、今こうして呼吸してる間に生まれる星や砕ける星が何個もあるはずなのだから。 優真「調査しても知的生物が居ない星もある、安心して欲しい」 俺「あっ…あぁ…うん」 何処までのフォローなのかわからないし次元もわからなかった、納得しろと言われても納得する術を俺はまだ知らない。
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