双子は双子であっても

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俺「もう少し寝かせてもらって良いか?」 優歌「私はしばらく居ると思いますから何かあれば申し付けて下さい、おやすみなさいませ」 雰囲気を出してくれているのかメイドの様な口調になる、優歌は慣れた手つきで音を立てずにドアを閉めた。 俺「………優真は出ないのか?」 優真「……ダメ?」 男女が同じ部屋にいるのは宇宙人とは言え問題がある、もちろん強くは言えないけど返答をする。 俺「ダメです」 優真「わかった、おやすみなさい」 何かを外して部屋に置く優真、何なのか気になったが睡魔に襲われた。 ~*~ 小鳥がさえずる頃、一の騒がしい一日が始まるのだ。 俺「ふあぁう…ん…んおっ!」 起きて目に入って来たのは眼球だった、律儀にも水を入れたコップの中に眼球があった。 優真「………おはよう」 右目を瞑ったまま話し掛けて来る優真、眼球と優真の右目を交互に見て仕舞う。 優真「………監視用小型無線カメラ」 あまり聞きたくは無かったが眼球の説明を簡潔にしてくれる、朝から心臓に悪い映像を脳に焼き付けさせられた。 俺「カメラは構わないけど眼球は止めてくれ…、心臓が止まるかと思った」 優真「一の心臓から見ると、あと100年は生きてる」
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