双子は双子であっても

16/19
前へ
/60ページ
次へ
弱点だったのかわからないが泣き崩れる、一先ず謝るしか無い。 俺「部員集めなら手伝いますから、泣き止んで下さい」 舞桜「これがツンデレか、キュンと来たぞ!」 もう意味がわからない、ツンデレについてあまり知らない俺でも何か違うと思えた。 優真「これがツンデレか」 俺「そこは復唱しなくてよろしい!」 こうもボケてくれる人がいるとツッコミは俺になる、別に嬉しいわけではないが心地良くはあった。 一応の話ではあるが俺はツンデレではない、エリートサイヤ人がツンデレだとは聞いた事があるくらいだ。 俺「3人で集めれば問題無いでしょうし」 優真「入部希望」 一人の活動は寂しかったのだろうか、今度は嬉し泣きをしている。 舞桜「一…お前……、頭打ったのか?」 俺「失礼だなおい…」 確かに頭を打った覚えはある、優真との出会いで打った覚えが。 優真「一、私のせい?」 俺「気にするな…」 思い出したく無い物まで思い出しそうだった、黒くて刺々しいボディのあいつが見えた気がした。 舞桜「よし、我々演劇部は部員集めを早急に行いたいと思う!」 俺「…………」 演劇同好会だと言うのは止めておこうと思った、喉まで出かけたが泣かれても嫌なので黙っておいた。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加