双子は双子であっても

18/19
前へ
/60ページ
次へ
優真「一、頑張らなくて良い…」 ゆっくりと椅子に座らしてくれる優真、頭の中を察してくれたのだろうか。 俺「少し…、病院に行って来ても良いかな?」 舞桜「脳ミソのか?」 総合病院ではあるが脳ミソのかも知れない、一言だけ部長に謝り逃げる様に病院に向かう。 俺「明日には…必ず、すみません」 舞桜「約束だぞ、悪いところは全部治して来い!」 吐き気と目眩が俺を襲う、廊下が波を打って歪んで見える。 俺「………くっ…そう…」 優真「一、ダメ、休んで!」 何かに掴まってないと立ってられない、自分が立っているのかも怪しくなっている。 レイン「一先輩、お薬は欲しくないですか?」 俺「人間の身体に合う薬ならな、多分…レインの方」 視界が歪んで見えるためにどっちなのかは把握出来てない、性格でわかるはずだが頭が働いてない。 レイン「いくら私でもそんな物は渡しませんよ」 ファイ「勝手に死なれたら困るのよ、作戦は成功して無いんだから!」 なんだかんだでこの子達は殺す気が無い様に見える、本格的な襲撃が2回しか無い上に優真とも仲良くしてる所を見かける。 双子「「さぁ、どうぞ」」 俺「ステレオ…」 小瓶に入った液体の薬、小瓶を受け取る暇も無く廊下に倒れる。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加