双子は双子であっても

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俺「くっ…、力が…入らない…」 ファイ「だから、死ぬなって行ってるのよ!」 俺は何人の人とキスをしたのだろうか、しかしこれは治療のつもりだろう。 口移しで薬が流れ込む、これはあくまでも治療であるそれ以上の意味は無いのだろう。 レイン「陽南お姉ちゃんってば大胆」 ファイ「うるさい…」 宇宙人に好かれる覚えは無い、しかし宇宙人が集まって来るのは確かな事だ。 俺「薬、吐いて良いか?」 ファイ「すぐに眠たくなるからそんな暇無いかもね、ここで殺してあげても良いけど」 そんなはずは無いと思いながらも意識が遠退く、優真に支えられている事だけしかわからない。 レイン「本当は殺せないくせにね」 ファイ「そんなこと…無い…」 そんな声を聞く事も無く眠ってしまった俺、夢なんて見ない深い眠りだった。
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