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優歌「生命の通信か切れた、お姉ちゃんが殺されたかも知れない…」
優真の体内には人間以上に色々な物がつまっている、心臓の動きを感知する機械も入っている。
優真「エネルギーの消費が激しくて死にかけてる可能性もある、どちらにしろ急がないと…」
優歌の柔らかい手が俺の手首を握って走る、優歌の逆の手には黒光りする物と体に帯状になった弾丸が巻き付いている。
俺「また物騒なもの持ってるな」
優歌「モデルガンと言う事になってるから大丈夫」
その台詞は聞き流すべきかを考える、モデルガンでは無いととれた台詞を。
優歌「ツッコミをしたいのならご自由に」
俺「先に言うなよな…」
そんな風に話しているとガラス窓を突き破る黒い固まりが飛んできた、暗くてよくは見えない。
優歌「お姉…ちゃん…?」
優真「ごめん、通信機能が壊れた…」
口から血を流している上だけジャージ姿の優真が倒れている、優真の手には血で汚れた大筒が握られている。
俺「優真!いったい何が…」
優真「槍を発射して、反動に耐えるのに失敗した」
優真が飛ばされて来た方向を見ると、人間の標本とボロボロの双子が目に映る。
優真「一、皆死んでない」
俺「あ…あぁ、よかった」
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