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何時の間に寝ていたのかはわからない、平凡な日常の朝が始まった。
俺「行ってきます…って誰もいないんだよな」
いつもの通学路をいつもの様に歩く、そんな平凡な事が嬉しくて仕方がない。
教室に入って普通に挨拶を交わす、名前を覚えて無い人にだって挨拶をする。
俺「おはよう」
菖「あんた元気ね、朝っぱらから…」
隣の席に挨拶をするのも忘れない、平凡なはずなのに何かが足りない。
レイン「一先輩、おはようございます!」
俺「あぁ、おはよう」
後輩からも挨拶を受けるとは予想外だ、同じような顔をした後ろの子からは睨まれているが。
舞桜「一、随分と探したぞ!部員がマネキンを含めて7人しかいないんだ、早急に集めないと廃部だぞ!」
俺「おはようございます、先輩」
相変わらず部員には逃げられているのだろうか、マネキンを人数から引くと2人しかいない計算になる。
俺「そろそろホームルームなので後で聞きますよ」
タイミング良く先生が入って来る、朝のホームルームは短くて楽だ。
先生「今日は新しいく転校して来た子を紹介します、入って来て下さい」
珍しくクラスの話題にならない転校生がいるのだと感心した、特に転校生の情報なら筒抜けだったりする。
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