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嘘が苦手な宇宙人、変な所で頑固なのに泣き虫だったりする。
俺「帰ろう優真、皆が待ってる」
優真「出来ない…、出来ないよ…」
涙を浮かべて逃げる優真、俺は追うことが出来なかった。
背中からの衝撃から全身に伝わる、視界の端には鞄を二つ持った誰かがいた気がした。
俺「おがっ!」
?「泣かせた罪は重い…」
ついでに腹部にも衝撃が走った、追い撃ちと言うやつだろう。
俺「はっ…」
それ以上の声が出せなかった、今占い師に出会したら女難の相が出ていると言われる自信がある。
何でかと聞かれると、鞄を二つ持った人の後ろには女の子の影か数人見えたからだ。
諒「さっき振りだな、御崎一」
俺「………ははは、死んだか…」
目を覚ますのは何日後かを予想しながら目を閉じた、目を覚ましたら川が見えてたら嫌だなあとも思ったが。
~*~
和未「おはよう、気分は最悪みたいね」
俺「起きて死神が見えるのは予想がっ…!」
痛いと思えるのは生きている証拠だろう、拳が頭部にめり込んだ。
和未「死神が何って?」
俺「何もございません…」
幸い日付は変わっていなかった、時間からして3時間程度。
和未「それにしても病院が好きなのかな、キミは」
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