平凡な日常

4/6
前へ
/60ページ
次へ
嘘が苦手な宇宙人、変な所で頑固なのに泣き虫だったりする。 俺「帰ろう優真、皆が待ってる」 優真「出来ない…、出来ないよ…」 涙を浮かべて逃げる優真、俺は追うことが出来なかった。 背中からの衝撃から全身に伝わる、視界の端には鞄を二つ持った誰かがいた気がした。 俺「おがっ!」 ?「泣かせた罪は重い…」 ついでに腹部にも衝撃が走った、追い撃ちと言うやつだろう。 俺「はっ…」 それ以上の声が出せなかった、今占い師に出会したら女難の相が出ていると言われる自信がある。 何でかと聞かれると、鞄を二つ持った人の後ろには女の子の影か数人見えたからだ。 諒「さっき振りだな、御崎一」 俺「………ははは、死んだか…」 目を覚ますのは何日後かを予想しながら目を閉じた、目を覚ましたら川が見えてたら嫌だなあとも思ったが。 ~*~ 和未「おはよう、気分は最悪みたいね」 俺「起きて死神が見えるのは予想がっ…!」 痛いと思えるのは生きている証拠だろう、拳が頭部にめり込んだ。 和未「死神が何って?」 俺「何もございません…」 幸い日付は変わっていなかった、時間からして3時間程度。 和未「それにしても病院が好きなのかな、キミは」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加