平凡な日常

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俺「好きで来てたら複雑骨折くらいするよ、ナースより体操着派」 冗談混じりに姉と話す、この人には仕事と言うのが無いのだろうか。 和未「体操着ねぇ、この子達の事?」 視線の先には見慣れない女の子が二人、レインやファイとは違う双子だ。 俺「また宇宙人とか言うんじゃないだろうな?」 *「流石、いや、呆れるくらい耐性がついてる、空乃の親戚、いや、知り合いです」 体操着姿で左目に眼帯をした大人しそうな子が喋る、だが喋りに引っ掛かる所がある。 俺「双子が二組、予想通りと言うか宇宙人な訳だな?」 *「そうなの、流石お兄ちゃんなの」 今度は体操着姿だが元気そうな子が喋る、一瞬だけ見えたが閉じている右目は赤紫の様な色をしていた。 *「わたくしは、いや、私は静馬(シズマ)」 *「私は満鹿(ミチカ)なの、苗字は青井(アオイ)なの!」 どうして受け入れてしまうのだろうか、ここまで受け入れてしまうと宇宙人の特技とも思えて来る。 俺「とりあえず、はじめましてだな…」 静馬「私は、いや、私達ははじめましてじゃない」 満鹿「なの!」 この反応から皆も察してくれただろう、謎の双子見舞い客の事を。
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