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おもむろににズボンを脱ぎ始めるレイカさん。
「脱ぐなあああ!」
「いや、だって脱がなきゃできないだろ……」
「やらなくていいから!もう分かりましたから!」
不意に服の袖が引っ張られる。乙葉が恥ずかしそうに顔を赤らめ、そして言った。
「あの……一発って、エ、エッチな事なんですか?」
「う、うん」
やっと気付いたんだね。むしろ天然の乙葉がこんなに早く感づくなんて凄いと思うよ。
「なんだよ~せっかく保護者的立場から正しい性教育を教えてあげようと思ったのに~」
心底残念そうだが、流石にこの発言には天草さんも引きつった顔を見せていた。
「う、梅姉……それは性教育の枠を越えてるから……」
「そうか?でも私はそれはそれで興奮すると思うぞ。な、志郎」
興奮してる時点で最早教育ではないし、同意を求められた天草さんも苦笑いだけで頷く事はしなかった。
「あの~お話し中申し訳ないんですが、ご飯が冷めてしまいます」
「すっかり忘れてたよ。ありがとう乙葉。一緒に食べよう」
「はいっ!それでちょっといいですか?」
椅子に座りながら俺の顔色を伺う。
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