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「また……一緒に学校行けるんだね……!!」
涙を流しながら笑顔で言う。
慎二は照れ臭そうに笑って、小さく頷いた。
「お前、俺がいないと駄目だろ?俺が側にいてやるから感謝しろよ」
慎二が上から目線でそう言った。
あたしは嬉しくて、何度も首を縦に振る。
本当に嬉しい。
慎二が学校に戻ってきてくれた。
また一緒に勉強出来るんだ。
あたしが嬉しくて慎二に抱きつこうとした時だった。
春樹さんが慎二の胸ぐらを掴んで笑顔で言った。
「前言撤回。やっぱり死ね慎二」
「うわっ!ちょ、春樹!?」
春樹さんは、イタズラっ子のように笑いながら、慎二のほっぺをつねった。
慎二も笑いながら、春樹さんのほっぺをつねった。
春人さんは笑顔でその光景を見ていた。
……良かったね。慎二。
春樹さんと仲直り出来て、本当に慎二は幸せそうだった。
あたしも、友達と喧嘩したままじゃ、きっと立ち直れないと思う。
千果や美嘉。
恵美ちゃんや、神宮寺さん達と、あたしも仲良くしていきたいな。
…………あれ?
そういえば、神宮寺さんって確かあたしと同じクラスよね?
見ないと思ったら一回も登校してきてないな……
何かあったのかな?
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