京都、壬生浪士組

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  苛ついている総司とその相手に疲れた土方が行き着いた先の甘味処は殆ど席が埋まっていた 「いやっしゃいませ、生憎席が埋まってまして……相席でしたらありますがどうします?」 「相席でもいい」 店の人に案内された先には先程の女と子供 「あ、さっきのお兄ちゃんたちだ!」 再会出来たのが嬉しいのか、目をキラキラさせて椅子の上に立ち上がる楢 『楢、行儀悪いぞ』 大人しく座る楢を見ながら土方と総司も座る 「店員さん、餡蜜と御手洗団子とお汁粉を五つづつ~!」 「総司、頼みすぎだ!」  
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