京都、壬生浪士組

8/8
前へ
/14ページ
次へ
  暫くして出された甘味を手当たり次第口に放り込む総司、余程甘いものが食べたかったのだろう 「お兄ちゃんスゴい、スゴ~い!」 騒がしく食べる総司と騒ぐ楢を横目に、土方は煙草をふかしながら女に話し掛ける 「気になったんだがお前が使っていた…」 『お前じゃのうて零亜じゃ、トシミちゃん』 「…何でその呼び方を知っている?!」 お茶を啜りのんびりしている零亜は焦る土方を気にしていない 『何でって…近藤周助には世話になっていたからじゃよ、儂の師匠がじゃが……師匠、お主のことトシミちゃんと呼んでおったろう?』  
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加