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「座長~!そろそろ休憩にしやせんかい?オリャー(俺は)疲れちまった」
喜英が少し声をあげて零亜に休憩を要求すると、歩きながら顔だけ振り向く
『座長と呼ぶなといっておろう……もう少し先に甘味処があるはずでの、其処まで頑張ってくれや』
「あいよ~…」
この集団に所属する者達は皆、零亜に憧れ尊敬している
自由気ままで直ぐ行方をくらまし迷惑をかける、しかし仲間想いの彼女に惹かれたのだ
『もう少しと言ってもかなり距離はあるがの…』
「うわ…」
……小声だったため傍らにいた楢以外には聞こえていない
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