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「うが…オリャーもう歩けん」
甘味処に着いた一行はそれぞれ甘味を注文したりして休憩している
『すまぬ、儂にとってあの距離は少しなんじゃ……別に確信犯というわけじゃないからの?』
着物と帯の間に差していた扇子を取り出し、微笑しながら額を掻く
「確信犯…ですよね」
楢が引き笑いをする中、僧侶じみた青年が零亜に話し掛ける
「座長、次の目的地は何処なのかいい加減教えてくれてもいいのではないだろうか?」
『千秋、儂を座長と呼ぶなといっておろう……そうじゃなぁお主等は何処に行きたいかの?』
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