京都、壬生浪士組

2/8
前へ
/14ページ
次へ
  「ったく……何でこう非番の時に限って面倒事が起きるんだ?」 煙草をふかしながら腰にぶら下げている刀に手を乗せ、目の前にいる不逞浪士を睨む男 「日頃の行いが悪いからに決まっているでしょ、土方さん限定で」 軽く毒づいた、土方と呼ばれた男より小柄な男 「何俺限定にしてんだ?総司コラ」 知る人ぞ知る壬生浪士組の土方歳三と沖田総司は苛ついている 暫くなかった非番を不逞浪士が盛大にぶち壊してくれたようで 「早く片づけて甘味奢れ」 「テメェも働け、てか何命令してやがる!」  
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加