魔王は幻想入りした。

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さて、この私の住居を尋ねてきた第一号は一体何者だろう。 とりあえずでないでおくか。 …………ピーンポーン。 無視。 ピーンポーンピンポンピポピポピポピポピピピポンピンポン、ピンポン。 「って、リズムに乗って遊ぶな!!」 『キャッ!』 ついブチ切れて即座に出てしまったが、私は悪くない……はず。 そんなことよりインターホンに出てみると、何やら女の声が聞こえた。 しかも私が突然怒鳴ったことに驚いてしまったようだ。 「失礼、少し紳士的ではなかったな。 で、君は一体誰だ?」 『っと、はい。 私の名は射命丸文といって、新聞き「じゃあさようなら、だ。」えぇ!?』 返答は聞かないで受話器を戻す。 すると、またインターホンが鳴った。 が、私はそれを無視して電源を切る。 これで少しは静かになったか。 ………………そう思っていた時期が私にもあった。 とりあえず寝ようと思い、服装をスーツから薄手のジャージ(長袖)に着替えてからベッドに近付いた瞬間、突然この部屋の窓が吹き飛びながら室内にヒトガタが飛び込んで来たのだ。
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