4人が本棚に入れています
本棚に追加
鬼A「違いますよぉ~白湯飯餡(さゆめしあん)ですよ!鬼の世界のお粥なんです。あんこ入りなんすよねぇ~先輩。。」
鬼B「おっおぉ~そうだよな。そうそう。(ナイスパス鬼A)」
鬼B「そうなんですよ桃太郎さん、そんなダルメシアンな訳があるわけないじゃないですか~。」
桃太郎「そんな飯があるのかぁ~。鬼にもお粥があるなんて思いもしなかった。なんだかなぁ~しらけてきたなぁ~。やる気なくなってきたよ。とは言えど、鬼の首持って帰らないと退治したことにならないしなぁ~。」
鬼B「こういうのはどうでしょう。ほら、鬼の首を持っていったところで、それで買い物ができるわけは無いじゃないですか。当島には多少ながら金銀の財宝を持っております。こちらをおもち帰りになっていただくと言うのは…。それでしたら、お爺様やお婆様のほしいマッサージチェアなども買えるわけですし、鬼の首をお店に持って言っても、きっと「廃棄物処理業者に持って行ってください。」と言われて手間がかかると思うんですよね。その点も考慮しますと、首よりも財宝のほうがよろしいかとぉ~。」
桃太郎「鬼B!お前冴えてるなぁ~。。すげぇ提案だなぁ~。お前らの首もらっても確かに買い物できないしなぁ~。よしそれならその提案に乗って財宝もらって帰るとするかなぁ~。」
鬼B「それで済むのでございましたら、遠慮なく頂いてくださいませ。」
鬼B「財宝のほうはこちらになります。」
桃太郎「おぉ~さんきゅ~。なんか逆にわりぃなぁ~。んじゃ、俺帰るわ。よし、行くぞ
犬、キジ、マウンテンゴリラ。」
鬼B「ありがとぅございますぃたぁ~~~~」
鬼A「先輩、作戦って結局何だったんですか。」
鬼B「下手下手に攻め、なんだったら財宝上げますよ大作戦」
鬼B「無事に成功。」
鬼A「なるほどぉ~無事に生き残れましたからね。」
鬼B「ただ、俺は今日を持って鬼役所を退職することにする。」
鬼A「せんぱぁ~~~~い。いかないでぇ~!!」 おわり。。
最初のコメントを投稿しよう!