第一章

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部長室。 「報告があります。」 「あの…外で話さない? ちょうど昼休みだし…。」 「はい。」 部長について行った先は…個室のある料亭。 「こんなとこ…いいんですか?」 「ここなら、気兼ねなく話せる。」 「…そうですね。」 「あの…ひとつ…いいかな?」 「はい?」 「お腹…触ってみたいんだ。」 「…どうぞ。」 部長の手が、恐る恐るお腹に触れる。 ポコッ 「え?」 部長が慌てて手を引っ込める。 「部長、もう一度!!」 無理やり部長の手をお腹に当てる。 ポコッ 「うそ…?」 「な…何が?」 「初めて…動いたんです。」 「僕も…初めて感じたよ。かわいいな…。///」 「部長が照れて、どうするんですか。」 「いや…君の初体験を奪ってしまったような…。」 「部長…セクハラ!!」 「…泣くなよ。」 「え?」 慌てて頬を触ると…涙が伝っていた。 部長は…手に残っている感触を楽しんで…微笑んでいた。 「部長…お話ですが…。」 ・
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