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~居間~
ミスト「……ねぇ………エリンシア王女……」
エリンシア「ミストちゃん………どうしましたか?」
ミスト「王女は………お兄ちゃんの事をどう思ってるの……?」
エリンシア「………え?」
ミスト「ラオウ戦の時は、傭兵団の前で……その……キス……してましたよね?お兄ちゃんって周りの環境って言うのか、何て言うのか……その……鈍感すぎて、たまに嫌になったりしません?」
エリンシア「そんなことありませんよ。」
ミスト「……どうしてですか?」
エリンシア「アイクには……1年前の戦いで、色んな事を教えていただきました。そして、何よりも………1番の心の支えになってくれたのも、常に私を気遣かってくれたのも、両親を亡くして、一人だった時に声をかけてくれたのも………アイクでした。………確かに鈍感な所は多々ありますけど、彼が鈍感ではなかったら、恐らく私の気持ちを考慮して声をかけてくれることが無かったでしょう………鈍いから、今のアイクがいる………そう思うんです。そんな彼に……私は惚れてしまったんです。」
ミスト「そっ………かぁ……。そういえば、王女の側にはいつもお兄ちゃんがいましたもんね……。ちょっと私の考えが浅はかすぎました……ごめんなさい……」
エリンシア「そんな悪い事言ってないのに、謝らなくても……」
ミスト「………あの、王女。最後に一つだけ聞いて良いですか?」
エリンシア「は、はい……何でしょうか?」
ミスト「王女にも、私とお兄ちゃんくらいの年の差がある兄がいたとして、その兄に自分の下着姿を見られるのはどう思いますか…?」
エリンシア「え……えぇっ⁉……し、下着姿……ですか?」
ミスト「…はい。」
エリンシア「………兄がいないので、適切なコメントはできませんが………やっぱり………は、恥ずかしい……です……」
ミスト「良かった……こんな気持ちになるの、私だけじゃなくて……」
エリンシア「……私だけ?………こんな気持ち?」
ミスト「あ、いや、その……何でもないです‼答えてありがとうございました‼さよなら~❗」
エリンシア「……まさかミストちゃん……」
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