NonSense

汽車

……○×小学校？

むかし通っていた小学校だ。

先程までとは違い、窓からは校庭と校舎が見える。
誰一人として校庭にいないところをみると、授業中なのかもしれない。

昼休みや休日は必ずといっていいほど、生徒達で溢れかえっていた。
ドッチボールやサッカー……その他色々。
やることはいっぱいあったが、私は校舎の裏にある大きな木の下で、葉の隙間からこぼれる光を見るのがすきだった。
皆がサッカーなどで遊んでる中、一人で木の下に行って見上げていた。
風に揺られる枝にあわせて光り方を変える木漏れ日をみて、これよりも綺麗なものはないと本気で思っていた。