0人が本棚に入れています
本棚に追加
これは一体なんなのだろうか。
汽車に揺られて私は何処へ向かうのだろうか。
あまりに非現実的すぎて思考が追い付かないまま、徐々に汽車が速度をおとしている事を感じる。
また何処かへ着いたのだろうか。
――まもなく、○×中学校です
窓に目をやると、一瞬、目を開けられないような光とともに映し出すものを変えた。
さっきまで真っ黒だった窓には教室が映っていた。
休み時間だろうか。皆がそれぞれグループを作って談笑している。
そこには違和感があった。
この違和感はなんだろうかと、教室を見渡してみると懐かしい顔ぶれがあった。
最初のコメントを投稿しよう!