- 僕は -

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正直重荷に感じることもあるが、彼女との関係を切ろうとは思わない もちろん彼女のことを愛しているし、自分より大切な存在だからだ それ以前に彼女の家庭と切っても切れないわけがあるのだが そうこう考えいるうちに、曲が静まり、彼女の美声と素晴らしい音感に拍手を送った 「カラオケなんて初めてだったけど、以外と面白いね。クセになっちゃいそう。じゃ、帰ろっか」 テカテカ光る素材のバッグを手にとり、彼女は少し浮かない表情で言った 帰りは手を繋がなかった
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