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ソイル「ただいま………」
家に帰って来ても誰もいない。それはそうだ。何せ、俺は両親というものがどういうものか知らない。俺は産まれて直ぐに両親に捨てられた。だから、俺には両親がいない。今までは孤児院で暮らしてきた。しかし、俺は両親の親戚が俺に残したらしい多額の預金で7歳の時から独り暮らしを始めた。
ソイル「………」
泣き言なんて言えなかった。自分独りで生きる為に家事を全て覚えた。親がいないというだけで周りにも煙たがられた。
だからなのかは知らないが俺は大勢の人といるのが嫌いになった。
ソイル「………」
そんな俺がのめり込んだのはゲームに漫画にアニメ……所謂、一種の現実逃避だ。
ソイル「……今日はウイングガンダムゼロで出撃するか……」
鞄をそこらに放り投げる。そしてゲームの電源を入れた。
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