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ソイル「何だ……お前は……」
冷静を装い、悪魔を睨みつける。
悪魔「……サアネ……アル方カラノ依頼デネ……依頼ノ遂行中ニマサカ、結界ヲ一般人トハ言エ突破サレルトハ……私ヲ見タカラニハ……シネ!!!」
ソイル「!!!……ぐおぉぁぁぁっ?!!」
いきなり、ブツブツ喋り始めたかと思うと死ねと叫んで疾風の如く長い爪で俺の胸を刺す。
ドズゥゥッ!!!
ソイル「ガハッ!!……く……そ……」
鋼鉄で作られたレイピアみたいに悪魔の長い爪は俺の皮膚と肺を容易く貫く。
ソイル「ハァ!……ハァ!……ゲホッ!」
口の中に血が溢れる。呼吸を整え様にも血が際限なく口の奥から湧き出る。ハハハッ……冗談じゃあねえ……意味も分かんねえまま死ぬとか……
悪魔「フフフ…コリャ黙ッテテモ死ヌカ……ケド……」
悪魔がペロリと爪に付いた血を下品な笑みを浮かべながら舐めて俺の首に爪の先を押し付ける。
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