旅立ち

6/10
前へ
/51ページ
次へ
「理性を失っている…」 暴走した魔物は兵士達を踏み潰している 「止める方法はないのか!?」 ツァイスはぎりっと歯軋りをして魔物を睨む 「…殺すしかない」 「やっぱりそうかよ!」 2人はバイクから降りた そこでノヴァはツァイスに向いて手を出す 「何だ?」 「武器を貸してくれ」 その言葉にツァイスは呆気にとられた 「はぁ!?お前…科学魔法使えるだろ?」 科学魔法には人によって拒絶反応が出る事がある ツァイスは拒絶反応が出たので全く使えない 「あれは…その、使うとかなり疲れるんだ…というよりそれだけ武器があればいいだろう!?」 ―こいつ…!オレの武器を全部見破ってたのか!? 「はいはい」 平静を装ってるツァイスだが内心は驚いていた ノヴァに拳銃を二丁渡す 「助かる」 「行くぞ」 ツァイスは鞘から剣を抜き、2人は魔物に向かって走りだした
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加